他の赤ちゃんモデルの親御さんとの関係について

他の赤ちゃんモデルの親御さんとの関係について

赤ちゃんモデルを始めると、赤ちゃんと保護者は、行き帰りはもちろん、オーディション~本番まで終始セットで行動します。
だから、他の赤ちゃんの親御さんともお会いしたり、関わったりする機会は多いですね。

 

ただ、オーディションの時はあまり会話がありませんでした。オーディションは集合から終了まで1時間~2時間で終わりますし、お互いライバル同士、緊張しているのもあり、どんどん呼ばれて、終わったら帰ってしまうので、関わるチャンスがないというのが正直なところでした。
一回だけオムツCMのオーディションで、集合から終了まで4時間かかった時は、少しお話することもできました。だいたい「事務所どこですか~?」から始まり、お互いの事務所情報交換をしていましたね。

 

もっとも交流が深まるのは、本番の撮影の時です。通信販売カタログなどの撮影では、撮影枚数が多く、10組とか大勢の親子が来ているので、控え室も親子で賑やかです。

 

赤ちゃんモデルによって、どのシーン、どの商品を撮るかあらかじめ決められてはいるのですが、タイミングによってはおもちゃの商品撮影の時、寝てしまっていたり、パジャマと布団の商品撮影なのに、元気いっぱいで寝なかったり、そういう時はお互い代役をやって、乗り切りました。オーディションの時とはちがい、そこでは共演者なので、協力して早く撮影を終わらせよう!みたいな雰囲気になりましたよ。

 

赤ちゃんモデルのママたちは、協調性も豊かで、お話しやすい方が多かったですね。いかにもステージママ!という方はいなくて、近所のママ友とかわらない、気さくな方ばかりでしたよ。

 

微妙なのは、商材になるのが1名の時。オムツやカタログ撮影では、実際にパンフレットに載る赤ちゃんが1名でも、念のため3人くらい撮るんです。それでも、控え室は同じで、撮影以外一緒にいるので、接し方もちょっと微妙ですよね。どの親も「自分の子が載ればいいな~」と思っているけれど、あからさまにそれを態度に出すわけにもいかないし。
「上手に撮れました?」なんて笑顔で聞いていましたけど、目が笑っていたかどうか自信がありません。
いくら「載せたい」と親が思っても、赤ちゃんですから、うまく撮れないこともあります。そういう時はスタッフさんに申し訳なくて、別の子がニッコリ笑って、早く撮影が終わってくれれば、やっぱり助かりました。

 

撮影と待ち時間で長時間拘束されると、赤ちゃんよりママの方が緊張でヘトヘトに。最初は微妙な距離感でも、接していくうちに、最後は同士のような気持ちになりました。お互いに写真を撮ったり、メルアドを交換した方もいましたよ。
撮影を重ねて行くと、同じママ&赤ちゃんに別のオーディションや現場でお会いすることもあります。私の事務所はマネージャーさんが来てくれなかったので、毎回初対面の方たちの中でお仕事でした。そういうとき一度でも会ったことのあるママさんは、旧知の友のような存在。お互いそうなんでしょうね、二人でいっぱいおしゃべりして、緊張をまぎらわせましたよ。
事務所情報やお仕事情報は、HPなどでは、載っていないことも多いので、ママ同士で交換するのが一番でした。

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